茜新町花屋敷散華

愛によって奈落に突き落とされる男たち、そして文字が非常に多いという作品となっています。
気持ちというのはどのようなものなのかということが分からなくなるくらいディープな内容の作品となっています。
この作品はルネッサンス吉田という人が描いているのですがかなりストーリーが練られている作品だと思います。
ジャンルとしてはBLに分類されるのですが、これは男性同士の愛を題材しているためそのようなジャンルに分類されているだけで実際には別ジャンルだと思います。
あまりBL的な描写は描かれていませんので、BLを見ようと思って読んだ人はちょっと不満を感じるかもしれません。
どのような作品なのかは実際に読んでみればよく分かると思いますが、非常に重い内容となっており、なおかつある意味非現実的といえるでしょう。
最近漫画に多い欝漫画ともいえるのですが、セリフや言葉の言い回しなどを見ると文才が相当あるのではないでしょうか?
ストーリーの随所に痛みや苦しみ、恨みなどが盛り込まれている重厚な内容となっており、これまでの漫画の中でもかなり異例な作品と言えるのではないでしょうか。
以前作者は同人誌も描いているのですが、同人誌ではなくオリジナルの作品を描き出してから特にこの傾向は顕著に現れるようになったような気がします。
文字の言い回しや表現方法などを見ると新世紀エヴァンゲリオンをリスペクトしているようにも思えるのですが、エヴァンゲリオンよりもかなり印象に残る表現方法となっています。
エヴァンゲリオンの文字の配列などは他の作品にもかなり影響を与えているのですが、表現方法を間違えてしまうと失敗をしてしまうほど難しい方法だと思います。
しかしこの作者はわざと失敗をして入るように見せて自分独自の方法として作品を表現しようとしているのではないかと思います。
二番煎じではなく独自のオリジナル手法として作品に取り入れようとして試行錯誤をした結果なのでしょう。
最初から最後まで飽きさせないような内容となっており、正に鬼才といえるでしょう。

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